2021年6月26日(土)
6/25 H様
ご指名下さり誠にありがとうございます。一週間前からのご指名の上、遠方よりいらっしゃって頂けたこと、大変光栄に存じます。
そう、この週末。貴方様は日常の世界からは遠く離れた、異界へと踏み込まれたのでございます。
日常では決して起こるはずのないこと
私はご主人様のに逝き狂った姿を見ていただくためのモノーー人形として、ご奉仕させて頂きました。
若くは楽器として。
どこを弄んでいただいてもみっともなく音を立ててしまうのです。喘ぎも、嫌らしく濡れてしまった口も秘部も、皆私めの音…
繊細なご主人様の耳に障らなかったことを祈るばかりでございます。
でもご主人様が優しくお褒めくださるたびに、少しでもお役に立てているかもしれないと悦ばしくなってしまい、
ますますに、切なくなって
淫らな音が止まらなくて
申し訳ありません、
しかしながら私は、そういった機能なのでございます。
私などのために道具まで用意してくださり、ありがとうございます。特に包帯の拘束は、あんなにも身動きが取れなくなるものなのかと、
抵抗を許さぬ締め付け、私の手を苛む感覚が、大変に興奮を覚えてしまったのです。
そして奴隷の証である首輪。
確かにお受けとりしました。たとえ遠くでも、目に見えぬ鎖がご主人様に握られていると思って、いつも貴方様のことを思い出したいと思います。
美味しいワインとチョコレート、更にはお花まで頂いたのは初めてでございました。とても嬉しうございました。
薄紫はどことなく儚くて、切なくて
とても好きな色なのです。
もしまたお会い出来るのでしたら、どうか鎖を離さないでいて下さいまし。一時の夢の時を、是非お供させて頂きたく存じます。
ありがとうございました。
しおん
byしおん